2wayシールド開発者
合同会社ヘルスファースト 代表
博士(医学)
西岡 信治
私たち歯科関係者が、新型コロナウイルス感染症に罹患するリスクが高いにもかかわらず、わが国では歯科診療を通して感染した方が、一人もいないことを皆さんはご存知でしょうか。(2021年3月1日現在)
これは私たちが、いつも使用している機器・器材の滅菌や消毒はもちろんのこと、マスク、フェイスシールドなどの感染予防対策を徹底しているからです。このことが、すなわちフェイスシールドが感染予防に対して、いかに有効であるかを示すエビデンスに他ならないと思います。
そこで一般の方にもフェイスシールドを使っていただく事が大切ではないかと考え、安価(1枚あたり104.5円(税込)以下)で2通りの使用方法が可能な上に、超軽量でクリアファイルに入れて携帯できるフェイスシールド(2wayシールド)をこの度、開発いたしました。
2020年4月中旬よりマスク装着タイプのフェイスシールドは、愛媛県歯科医師会の一般HPに作成方法をアップするとともに愛媛新聞にも掲載されましたが、6月中旬より熱中症対策として水分補給が簡単にできるフェイスシールドが必要ではないかと考え、その開発に取り掛かり、この度実用新案を出願し販売するに至りました。
この「2wayシールド」の特徴としては、①安価であること ②超軽量であること ③クリアファイルに入れて簡単に携帯できること ④頭部に装着するものと違い曇りにくいこと ⑤装着時に髪が乱れないこと ⑥マスク荒れの気になる方が使用できること ⑦水分補給が容易であること ⑧食事が可能であること ⑨眼鏡をされていない方は通気性のよいマスクを用いて装着できること ⑩フリーサイズ設計のため、大人でも子供でも容易に装着できること ⑪商品の厚みが0.1mmと薄いため、少ないスペースで保管ができること などがあります。
これらの特徴から、クラスター対策として、各種イベント会場の入り口や、飲食店での配布、また自己防衛対策として、公共交通機関での使用などが推奨されます。
基本的な新型コロナウイルス感染症対策を行うと同時に、この2wayシールドを併用することでクラスター発生の予防につながるとともに、イベント会場などにおいて
一人でも多くのお客様を動員できる対応策の一助になれば幸いです。